フレッテッドバイオリン製作家カシュの日常

フレット付きバイオリンと音楽雑貨の工房「Ravdaboazu」の店主

カテゴリ: フレット付きバイオリン

前回の指板加工からの続き。
DSC_0185
こんな感じで指板表面もコーニッシュを付けてサンディングしました。
フレットを付ける場合コーニッシュを付けるのは厳密にいえばあまりよろしくないってのが持論ですが、流石に全くないのもどうのかってものあって。
最終的には「控えめに付ける」ということで今は落ち着いてます。

次にネックの仕込み角がおかしかったので修正しようと思ったのですが、ここで問題発覚。
DSC_0188
スクロール側から見て左側の指板接着面が高くなってました。
逆側に傾いてたならまだ良かったんだけどなぁ。

これが半加工品の難しい部分ですね。
半加工品は外見はともかく、寸法はきっちり出てるけど色々ずれてることが多いですね。
センターもズレズレだったし。

萎えたので気分転換に自分で作ったバイオリンの塗装をスクレーパーでカリカリ剥がす。
IMG_-sybhnf
オリジナルのニスを塗りたいので剥がしちゃいます。
こいつは何度目のニスの塗り替えだろうか。
完全に実験台・練習台となってます。

最近お店のほう、いろいろ考えたり調べたり資金不足だったりで停滞気味です。
単純にだらけてるってのは内緒だぞ。
やりたいことは色々あるのですが、大人の制約でなかなか・・・ね。
意外と商売って権利とか法とか慣習とかでぎっちぎちなんだなぁと思う反面、やりたい放題な人もかなり多いなと感じる今日この頃。
そんな感じで世の中バランスよくできてるんですかね。

今日は気が向いたので、自分のバイオリン5弦計画に着手。
前はネックをボディからはずしたので、次は以前購入した5弦ネックの指板を外します。
DSC_0174
通常ならニカワでくっつけてあるのですがアロンでべた付けしてあるのでどうしようかと...
アロンの溶剤も試したのですがイマイチだったので、ヘラをコンコンと打ち込んでアロンを割る作戦にすることに。
DSC_0175
下手したら木材が割れてしまうと思いますが順調にハガレていきます。
DSC_0176
綺麗に剥がれてくれました。

DSC_0178
こびりついてるアロンをはがして、接着面の平面を出し直し。

DSC_0181
指板側面のコーニッシュ(凹み)が無かったので削りました。
側面のコーニッシュはハイポジションへの移行をスムーズにするためのものです。

DSC_0182
厚みが結構あったので表面をスタンレーで削ります。
短いですが今日はここで終了。
5弦の指板は通常のバイオリンよりも3mmほど幅広みたいですね。

早いことにもう10月になってしまいましたね。

9月中はずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと調べものをしてて何かした記憶があんまりないです(笑)
しかし無知ほど愚かなことはないので良しとしておきましょう。
暫くネットを経って山籠もりしたい。

あと工房に新しい設備も導入したので近いうちに紹介します。
設備に投資しすぎてお財布がやばい。

10月は僕の工房から新商品を4つほど追加予定です。
あとはフレット付きバイオリン(フレッテッドバイオリン)がどんな楽器か?みたいなコラム的なものをもかけたらいいな。
IMG_6432

自分で一から作ったバイオリンは現在5弦化とニスの塗り替えのためセルフ入院中なので、リペア練習用の楽器で、最近は演奏練習してます。

ネック交換して後処理を全くしてないので見た目は悪いです。
ペグボックスやボタンあたりのニスも塗ってない(笑)

IMG_6436
この個体は試験的に指板と同じ黒檀のフレットを付けてます。
写真のようにフレットの摩耗が激しいのでお蔵入り、うちの工房で販売してる製品のほうは黒檀よりも性能の優れるジュラコンを採用してます。
それに黒檀だと欠けやすくて加工しづらいんですよね。

12月の路上ライブに向けてこいつで必死こいて練習しなければならないのですが、曲作りが全然進んでない...

合宿する必要があるな...

↑このページのトップヘ