フレッテッドバイオリン製作家カシュの日常

フレット付きバイオリンと音楽雑貨の工房「Ravdaboazu」の店主

カテゴリ: 製作

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こんな感じの文庫本用のブックカバーを試作してみました。
試作なので縫い方もかなり適当になってます。
革の繊維の方向もミスって切り取ってます(笑)
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データを作ってレーザーカッターに読み込ませてベニアにテスト刻印。
データは写真をトレースする感じでパスで描画しました。
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革に刻印したらあとは縫い穴をあけて縫うだけ。
写真に写ってる「菱目打ち」って言う工具を打ち込んで穴をあけるんですが結構大きな音が出るんですよね。
創作活動は夜中にすることが多いので音の出ない菱目打ち機が欲しいところ...
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で、完成。
レーザー加工機での革の刻印は暗い色の革には向かないですね。
加工した部分は真っ黒ではなく、ちょっと灰色っぽいカーボン色になってしまうのでデザインがあまり映えない。
明るい色の革限定でレーザー加工したほうが良さそうです。

読まずに放置してた本が何冊かあるので読みつつ使用感を試してみました。
ある程度厚みのある革を使ったのですがフィット感があってカバー無しより段違いで持ちやすくてなかなか捗りました。

最近ネットフリックスで映画ばっかり見てましたが食傷気味だったので、本でもまた読み始めようかな。

オリジナルの松脂を作ろうと前から思ってたのですが、やっと材料が届いたのでレッツクッキング。
ちなみに松脂の知識は全然ないので探り探りです。
とりあえずグーグル先生で一番上に出てきたページを参考にやってみます。
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クッキングの前に検証用の弓2本ほど用意。
使ってない安弓が何本かあるので新しく毛を張って、マスキングで区分けして配合の比率をいろいろ試します。
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次に松脂の受け皿。
端材をコの字に切ってマスキングで漏れ止めしました。
これに松脂を流し込むわけです。
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材料は松脂と蜜蝋。
松脂単体でも使えないことはないですが、かなり割れやすいので蜜蝋で粘り気をつける。
鉄粉(?)も混ぜると引っかかりが良くなるとかならないとか。今回は鉄粉無し。
比率は調べてもわからなかったので、とりあえず最初は松脂に対しての蜜蝋が0%・10%・20%・30%を作ってみて正解を探してみます。

松脂のレシピは基本的にどこも秘密みたいですね。
そりゃそうか。
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バーナーで溶かしーの。
松脂は可燃性なので要注意。アルコールみたいに火がつきます。
あと気化したテレピンも喉に良くないです。
受け皿に注いで完成。
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左から0%、10%、30%
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最初に30%を作ってみたら、いやこれはないやろーってくらいの生キャラメルになったので20%も同じだろうと作らなかった。
針で傷つけてみた感じもまるでロウのよう。
ただ旨そうではある。
食べたい。
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針で傷つけてみた感じの比較。
粒子の大きさの違いが分かるかな。
左の0%はマスキングとっただけで割れる位脆い。
弓に塗ってる途中でもパキパキ祭り。

右の10%は粘り気が強くてなかなか弓につかない。

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中間の5%を作ってみた。
粘りが足りない気がするけど弾いてみた感じも問題ない。
この辺をベースに細かく調整するといいかもしれない。
推測だと6~7パーセントが良さげかな。
ただレシピとか松脂の精製具合で比率も大きく変わってくるので一概には言えない。
持ってる秤の性能が良くないので、もっと良いの買ったら続きをやろうと思う。


松脂で遊んでる間に「レーザーカッターで革に写真刻印してみたらどんな感じになるかなぁー」と思って要らない革でやってみた。
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思ったより綺麗に刻印できたけどこういうリアルな模写は革には似合わないなぁ。

題の通り、サンドブラストの設備を工房に導入しました。
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これがサンドブラスト用のブラストガン。
コンプレッサーの圧縮空気を使って、サイフォンの原理でボトルの中の砂を吸い上げて飛ばす仕組み。


今までは薬剤の腐食効果を利用してグラスに刻印していましたが、これには2つ欠点がありました。

・腐食までに時間がかかること
・どう頑張っても少なからず刻印のムラができること

これを解消するためにサンドブラストを導入を決意したわけです。

あぁ、サイフがどんどん軽くなる...

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バイオリンのf字孔デザインのグラスを作っている様子です。
fホールをカッティングプロッタで切り抜いてグラスをマスキング。
次に境界線を綺麗に仕上げるための小細工をしたらブラストへ。

そして出来上がり。
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ムラもなく境界線も綺麗。そして短時間で仕上がる。

ガラスだけじゃなく、金属やジーンズ・革などにも刻印できるので製作の幅がひろがります。
もっと早く導入すれば良かったなぁ。

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